[NO.1186] 芸術新潮 2011年1月号

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芸術新潮 2011年1月号
新潮社
2010年12月25日 発行

藤牧義夫の贋作についての記載あり。無署名。タイトルが「藤牧義夫と捏造者Xの"献身"」。いやはや、なんとも挑発的なタイトル。その理由は、読めばわかりますが。

つい先日、見てきた生誕100年記念の展覧会場の売店で、ポップのような掲示を読んで驚いた。今日流布しているオリジナル作品には手が加えられているのだという。そのことについての小特集。カラー図版によって両者が比較できるようになっている。こうして比べて見ると、そのひどさがよくわかる。こんなことがあるとは。

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今回、得した気分になった。それは、上記藤牧義夫の記事と並んでいた「原寸大で見る小林礫斎のIt's a small world!」を発見したこと。まるで趣は異なるが、桑原弘明を連想した。

小林礫斎(れきさい)(1884~1959)、おもしろい人がいたものですよ。「東京・たばこと塩の博物館」で2010年11月20日~2011年2月27日まで「小林礫斎 手のひらの中の美 技を極めた繊巧美術(ミニチュア)」が開かれた。

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