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コレクターズパレード/100人の収集生活
佐藤友理、落合加依子 編著
小鳥書房
2015年10月06日 第1刷発行
233頁

『ワンルーム ワンダーランド/ひとり暮らし100人の生活』につづくシリーズ2です。

ひとはどうしてものを集めてしまうのか? ずっと考えていますが、答えはいまだ出ません。

見開きでひとりのコレクションを紹介しています。左側には写真が2枚。1枚目はコレクションそのもの。2枚目は、それを引きで撮影した全景とでもいえばいいのでしょうか、場合によってはコレクションの置いてある部屋の様子が紹介されます。

購入したものや無駄とも思えるもの(たとえばレシートの束)以外の手作りの品に興味をひかれました。

【p.218 寝癖】は、スケッチブックに自分の寝癖のついた似顔絵を毎日書き続けたものです。スカレンダーと同じようにケッチブック1ページが1ヶ月分。ちょこちょこっと書いたメモみたいなもの。それが何冊も。紹介文によれば6年もつづけているとのこと。

【P.220 ばあちゃんは夏によく叩く】は、虫の蚊をつぶしたコレクション。一匹づつセロハンテープで紙に留め、横に日付が書いてあるだけ。これがしつこいくらいに留めてあります。よく見ると気持ち悪い。けっして昆虫マニアの標本みたいに端正なものではない。
きっかけは、孫が蚊に刺されたことだそうです。執念で孫が帰った後にたたきつぶしたけれど、孫に見せられないのが残念だったので、とりあえず紙にテープで貼り付けておいた。するとそれを見た孫が写メにとりながら、絶対捨てないでねと頼まれたのだそうです。

目次が小さなフォントで巻頭に載っています。その画像をgeminiに丸投げしたところ、文字起こし(OCR)をやってくれました。校正してありません。

(タイトル,著者,ページ)
はじめに,落合加依子,3

エッセイ
暮らしの相棒、生き物の服,鈴木龍之介,16
めがね屋さんはカフェよりくつろげる,石渡希和子,18
チープなことに価値がある,有江栞,20
自分のモチベーションを自分で維持する,西木ファビアン勇貫,22
着物と私,たてのまなみ,24
こんなにたくさんあるのだけれど,永井直美,26
アオイ服と暮らす,高野宏,28
きらきら輝く缶の中,こんみさと,30
出会いと学びのかさなり,水越友梨奈,32
ちっちゃいカバンと父,富本蒼,34
暇を塗る,松森花乃,36
おまけのグラス,堀越保徳,38
たかが空き瓶、されど空き瓶,きえフェルナンデス,40
カセットを買うルール,テラニシ・シュウヘイ,42
脱色されたカレー、寛容なスパイス,井潟瑞希,44
持ち運べるあまい砂,前川七海,46
お菓子の空き箱の「ポケモンタワー」,あやの&なおき,48
山旅の自分みやげの最高峰、日本酒ワンカップ,松井一憲,52
湯の追憶,おおくぼゆうた,54
観光パンフレットを熟読する,津村根央,56
紙片積もる,中本葉月,58
海の宇宙――小さな小さな貝がらたち,森シホカ,60
あたたかな記憶とワクワクを壁に,あおきはるか,62
集める気はなかった,畠山雄豪,64
諸国々々,池上幸恵,66
音の地図,板倉啓介,68
エチオピアの道具,水上優,70
まめざら,洪華奈,72
お土産マグネットがMYコレクション!,さや香,74
思い出を一杯ずつ,渡部友賀,76
仏演劇留学生生活,有吉玲,78
思い出をかぶる,パトリシア・シィリプカ,80
もらってきたマッチ箱,クドウアヤ,84
捨ててしまうようなモノでも,川久保みどり,86
Ich liebe euch.,石垣純子,88
あかももに恋して,みやざきあやの,90
扉の向こうがわ,あいのようこ,92
「本」に関連するモノたち,どむか,94
昆虫少年の拗らせ虫屋の噛み道半ば......,高原寛徳,96
家の中に、奇妙な物体が増え続けている,宮井凜太郎,98
ラブ ペーパー,白倉美織,100
石を集める,江口あや,102
100円CDに導かれるまま,デラ,104
アンソロジーコミック,ワタナベ,106
奥深く広大な世界~クラシックCDコレクション,森邦生,108
無意味に囲まれる暮らし,小島雄次,110
ゆらゆら揺れる,田中望,112
世界一のファンになるために,秋田京花,114
好きのおかげで生きている,佐藤大介,116
青になる,莉乃,118
枯れない花,樋沢ゆの,120
出会いの準備,井手口紘子,122
酒飲みの幼心,じゅんまい,126
それゆけ!バニア隊,バニア隊長,128
白と黒と愛嬌,まつさかゆう,130
Cat in Me,さきねこ,132
ホームはしろくまで,橋本晨之介,134
マヌルネコまたはパラスキャット,ビクトリア・ビーダーマン,136
本棚のうえに並ぶ怪獣ソフビ,岸波 龍,138
点と線、そのあわいにいる,斯波克幸,140
ミニオンズ集合,さき,142
飛び立つ日まで,まちはら,144
指人形でウルトラ大合戦,りうりう,146
プリキュアの魅力,里紗,148
床から生えてくるピンセット,長島聖大,152
仕事道具,宮崎よしにょぶ,154
コレクションの数だけ増えていく,タケ,156
ほおずきを愛でる日々,ほしひさし,158
自律するコレクション,岩浪 陸,160
ケーブルの海に溺れる,夕酌,162
ハーブが楽しくて楽しくて,やうちあいこ,164
三線弁慶は1000本を目指す,大塚哲也,166
2歳児、愛するは車,畠守、畠真帆,168
「鉄道コレクション」と拡がる世界,小山 悠,170
繭の中にいるような,Utete,172
和紙というかみのこと,内藤瑠里,174
自然の石と人工の石器 モノを通した対話,中林大智,176
日々ふえる、消しゴムの層,小島有加,178
クラフトとデジタルと,たなかひろき,180
自作の張り子,福知伸夫,182
食べた証は生きた証,佐野あすみ,186
なんでもない小さな幸福を拾って,たかはしけいこ,188
遊び相手はあの頃の私,澤田めのか,190
ひとりで飲むということ,田中なるみ,192
引き出しの中の黒文字,清水宗斗,194
マグネットがつなぐ家族,エリーザ・カナベロ,196
変わりゆく栞コレクション,小林晴奈,198
私のアイデンティティ,大八木茉妃,200
記憶の索引,DJ Yudetaro,202
増え続ける「広告批評」とその仲間たち,グンマスター,204
フライヤーが刻む証,白石果林,206
大きくなったらサッカー選手になりたい,長野楓芽、長野大生,208
夢のつづき,平沼雄介,210
フィルムなみだケース,黒井花音,212
レシート、どんなふう,白川 舞,214
にぎやかな台所,高橋真美,216
寝癖,よしのさくら,218
ばあちゃんは夏によく叩く,やちえ、3月クララ,220
父が残してくれたもの,たばたしげる,222
いとはんのローレライ,正井彩香,224

解説,とあるコレクターの末路,花田菜々子,227

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[NO.1681] 江之浦奇譚

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江之浦奇譚
杉本博司
岩波書店
2020年10月09日 第1刷発行
281頁

「江之浦測候所」は美術番組でたびたび取り上げられました。記憶では、お金持ちが箱庭で遊んでいるような印象でした。さっそく録りためたHDDから発掘すると3タイトルありました。これら3本とも見返してしまいました。本書を読んでからだと、かつて見過ごしていたことが、じっくり理解できたようです。

2019年4月9日
BS日テレ
ぶらぶら美術・博物館▽全てが絵になる海辺のワンダーランド!江之浦測候所~杉本博司
2022年07月10日
NHK-Eテレ
日曜美術館「杉本博司 江之浦測候所奇譚(きたん)」
2024年03月17日
NHK-Eテレ
日曜美術館 春 はじまりの旅 アート×坂本美雨

江之浦測候所の作者 杉本博司さんは子どものころ、鉄道模型やジオラマ作りが好きだったとのこと。納得です。

山田五郎さんがこの場所を「イメージとしては大名庭園に近いかな」「お大名が自分の好きなように、この空間をつくりあげたみたいな。自分の好きな美術品をあちこちに配置して」と紹介していました。言い得て妙。大名庭園ですか、五郎さん。

まえがきによれば、江之浦測候所が「どのような因縁で今の姿を留めるようになったのかを、備忘録として書き留め」たのが本書です。そこには末尾につぎのような記述も。

P.10
 こんこ話は時間軸に沿って書き進めていくことにする。話の冒頭には歌を添えてみた。連歌のように、前の歌を受けるかたちで詠み進めるようにつとめたが、観相から連想へゆるゆると連なる、私なりの連歌独吟となった。

【目次】
まえがき
馴れ初め  平成六年  春 2
明月門  平成十年  春 6
石橋山古戦場  平成十三年  秋 10
眼鏡トンネル  平成十四年  正月 14
A級戦犯の門  平成十五年  夏 18
天正庵  平成十六年  夏 24
植物と人間  平成十七年  春 28
直島禊プール  平成十八年  春 32
冬至光遥拝隧道  平成十八年  夏 36
能面萬媚  平成十八年  秋 40
江戸城石垣  平成十九年  春 44
元興寺天平礎石  平成十九年  夏 48
数寄屋普請  平成十九年  秋 52
縄文人が一人  平成二十年  初春 58
古墳内能舞台  平成二十年  春 64
トスカーナのキリスト  平成二十年  秋 68
父尉  平成二十一年  初夏 72
比燕荘  平成二十二年  春 76
浄土式庭園  平成二十三年  春 80
骨董の魔性  平成二十三年  秋 84
京都市電敷石  平成二十四年  春 92
藤原京石橋  平成二十四年  初夏 98
夏至光遥拝  平成二十四年  夏 106
待庵本歌取り  平成二十五年  春 112
内山永久寺十三重塔  平成二十五年  初夏 122
大谷石石切場  平成二十六年  秋 128
冬至光  平成二十六年  冬至 134
茅葺屋根能舞台  平成二十七年  春 140
古代ローマ劇場  平成二十七年  初夏 146
鉄宝塔  平成二十七年  秋 152
隧道完成  平成二十七年  冬至 158
恐怖の塔  平成二十八年  春 162
井戸の緋色  平成二十八年  初夏 166
懸造光学硝子舞台  平成二十八年  夏 178
滝根石  平成二十八年  秋 186
茶室雨聴天  平成二十八年  晩秋 192
みちしるべ  平成二十八年  冬 210
殺生禁断  平成二十九年  春 216
聖廟千句  平成二十九年  初夏 222
法隆寺若草伽藍礎石  平成二十九年  夏 232
江之浦測候所  平成二十九年  秋 242
大洞台  平成三十年  春 248
九段の社  平成三十年  秋 254
春日社招請  令和元年  秋 260
あとがき  流転する季節 277
参考文献 281

 ◆ ◆

マニアックな男の子が好きになりそうな蘊蓄が満載。ひとつ言えることはキャッチーなものが多いってことかな。ちょっと待てよ、人目を惹く固有名詞が多すぎないか? それを所有しているんだぞ。(個人ではなく、組織としてだといいますが。) それにしたって、カッコよすぎないか。

ニューヨークで活躍する現代アーティストが骨董にも造詣が深いのだから、そりゃ蘊蓄もあるしカッコ悪いわけがない。茶人でもあるという。

 ◆ ◆

Amazonレビューに、こんなのが

★☆☆☆☆ ひとの自慢話を有料で?
2021年4月5日に日本でレビュー済み
フォーマット: 単行本 Amazonで購入
昔、面白い歴史の教師の授業を聞いている感じ。こじつけのような史実。興ざめしました。

「一緒に行く? 極楽に」by アラマタ

今日のアド街、第1位は「芝 増上寺」。明日は増上寺で涅槃会が開かれますと紹介されました。

するとそごでゲストの荒俣宏先生が、もう一人のゲストお笑いコンビ エルフの荒川に向かってひとこと。「一緒に行く? 極楽に」 一瞬、出演者一同はドッキリです。「どうしちゃったんだ? 荒俣先生!」

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そもそも、『帝都物語』作者である荒俣先生がおっしゃいます。
「極楽に行ける」こんなありがたいことはない

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荒俣先生が、唐突にギャルが売りのエルフ荒川に向かって
一緒に行く? 極楽に

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エルフ荒川が返した言葉がこれ
「極楽に一緒に行く?」ってロックだな

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思わずドキッ としました エルフ荒川

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最後、エルフ荒川が差し出したハート・イェーイ!に、荒俣先生も右手でこたえたところで、一同爆笑

無事に着地できました。やれやれ。


 ◆ ◆


もしかして荒俣先生、なんだか極楽に行けたらいいなあとホンキで思ってらっしゃるんじゃないか?(あくまでも個人の感想ですが。)

昨年、師匠紀田順一郎先生がお亡くなりになって、思うところがあったのでしょうか。

2016.02.16 21:00~
テレビ東京
出没!アド街ック天国【増上寺】港区芝の名刹&東京タワービューの絶景スポット!

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古代文字を解読していたら、研究に取り憑かれた話
大城道則、青木真兵、大山祐亮 著
ポプラ社
2025年11月21日 第1刷発行
254頁

その昔、ビートたけしが言ってたことに、「オタクって言い方をこのごろよく聞くけどさ。昔の職人なんてのは、みんなオタクだったんじゃないかって思うよ。おれのおやじはペンキ職人だったけども、自分のやっていた仕事については一生懸命なところがあったもん。ふだんは酒ばっかり飲んでいたけどね。ペンキの色の配合とかさ、そりゃあ熱心だったと思うよ。」「そんな意味合いで言っちゃえば、おれの兄貴が学者やってるけど、学者だってオタクの最たるものだよなあ。自分の好きなことに向かって、研究とかさ、ずーっとやってるわけだろ?」なんてのがありました。

一般に、自分の好きなことを職業にすることはむずかしいものだと言われます。どうせなら、2番目あたりに好きなことを選ぶといいんじゃないかとも聞いたことがあります。高齢者のこれまでの体験から言えることは、嫌いなことは仕事にできないかもしれないけれど、苦手なことだったらまだなんとかなるんじゃないかな、なんてね。

3人には仕事に就くことに紆余曲折があったといいます。好きなことを仕事にするには、覚悟がいります。でも、へこたれてなんかいられない。まるで幼い子どものようです。ただし、自覚的に対応したりというところは、さすが。

出版社サイトから
「エピソードがおもしろくて読みやすい!」と話題の"考古学"エッセイシリーズ第3弾
本書に登場する考古学者、言語学者の3名は、年齢も研究対象もばらばらですが、共通しているのは「学問を超えて、古代文字の魅力に取り憑かれてしまった」こと。

取り上げられるエピソードのどれもが面白いというのに賛成。

基本的に研究対象が古代文字ってことは、言い換えれば古代文字の習得は、外国語習得の延長であるとも言えます。その外国語が苦手だった身にとっては、思い出したくない、嫌な記憶がよみがえってしまいました。本書に登場する3人は、どなたも外国語好きです。

ほかには、3人とも手書きを重視しているところも似てました。万年筆を愛用していたり。

東京海上ダイレクト cm なんて言ってる?

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どうしたって、トウキォ、リーン(ク)トウキォ、ウィーン(ク) でしょう。
正しくは トウキョウ、マリーン だっていうのですが、とてもそうは聞こえない。

テレビCM 東京海上ダイレクト のアタマに聞こえる短い女性の声。英語っぽい発音で『トウキォ ●●』。

気になり出すと、やたらと耳に付いてしまって離れません。

英語みたいな発音で日本語の歌詞を歌うのがありますが、それと同じでしょうか。

とても聞き取れません。

高齢者には、ただでさえ早口はついていけないのです。

英語に堪能なら、聞こえるのでしょうか? ネイティブは m を発音しないとか。

トウキォ、(ム)ァリーン

あれッ? これなら聞こえそうかも!


 ◆ ◆


これって、サウンドロゴというそうです。

最初に映し出される会社の名前 東京海上ダイレクト 東京海上グループ の手前のところ、会社のマーク(ロゴ)アルファベットが並んでます。

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これを見ると
TOKIO MARINE
  DIRECT
旧東京海上日動 のときには
TOKIO MARINE
  NICHIDO

っということで、正解は『トウキョウ、マリーン』だっていうのですが。

トウキォ、(ム)ァリーン

でよろしかったでしょうか?(笑)