[NO.1187] 顔面採集帳

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顔面採集帳
チチ松村
光文社
1998年7月30日 初版第1刷発行

著者による他の対談本で話題になっていたが、ついつい忘れてしまい、今回やっと読めた。顔面採集については、さほど珍しいものでもないだろう。この本が異色なのは、見つけた相手のあとを付けて行ってしまうところなのだ。その行動、いや発想自体、どう考えても、「変」。相手の後ろからそっと気付かれぬように追跡するのだが、中には地下鉄に乗って、最後は家まで行ってしまう例も。紛う方なくストーカー。

くらげを飼育する著者だけに、なんだか変な感覚を覚える。