かねてから一度訪れてみようと思いながら、つい行きそびれていた通称猫ビル。立花隆氏の有名な仕事場です。本日、やっと見に行けました。うっすらと3階に灯りがともっていたので、仕事中なのでしょう。
おやっと思ったのが、屋上のペントハウス。こんなに大きな建物が、屋上に前からありましたっけ?
妹尾河童さん描いた猫が、向かいの家を見ています。ネコビルを建てる時の経緯を河童さんが書いていました。かつて、お向かいのご主人が、これからずっと、この猫に見られることになるのかと苦笑していたという逸話を思い出しました。じつは、いかにも物見遊山というこちらの風体をちらちら見ているご主人が家の前にいらっしゃったので、ネコビルの正面からの撮影は、ちょっと気恥ずかしかったのでした。
予想外だったのが近所の様子。まず、こんなに近かったのかというその位置。シビックシティからだとほんの数分。しかも、ちょっと歩くとすぐに地下鉄春日駅。学生時代に友人がこの近所に住んでいたので、何度も通っていたところ。
それに路地を一本入っただけで、昔ながらの家並みばかり。こんにゃくえんま前交差点に面した商店街には郷愁すら覚えたほど。八百屋のかけ声を久しぶりに聞きました。
大亜堂書店もなかなかなもの。ほとんどの棚が未整理状態。目を引いたのが店内奥にあった小さな札。(その上に積まれた本の山の上に乗った籠の中には猫が安眠中。)本を売る際、身分証明が必要である旨を伝えているのですが、学生証などと並んで米穀通帳の文字。こんなところで目にするとは。
この界隈、新刊書店の数が多い。
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