読書の記録をつけていて、ときどき、抜粋をブログにアップすることもあります。これまで、そのために下書きをしたことはありませんでしたが、気分をかえて、アナログもいいかな? と、紙のノートに手書きで書いてみました。今までは、本を読みながらメモを取ることさえありませんでしたので、新年の大変革です。
選んだ本は、北村薫さんの新刊『[NO.1585] 水 本の小説』(新潮社 刊)です。題名に「本の小説」とあるとおり、実にたくさんの本が紹介されています。ふと出来心(笑)から、そこで取り上げられた「本の索引」を作ってみようと思い立ちました。同時に、『本の雑誌2022年10月号 カボチャ抜けだし号』の 特集=あなたの知らない索引の世界 で読んだ面白い記事のいくつかを思い浮かべていました。
読書好きであれば、ミステリーの主だった登場人物名を表紙裏にメモして自作するというのを聞いたことがあります。熱心な人は、新書を読んでいて、気になった項目を書き抜きするのだとか。
まあ、それを真似たようなものです。ちょっとしたいたずらといったところでしょうか。
そもそも、『水 本の小説』に登場する本が何冊くらいになるのか、見当もつきませんでしたので、いっそのことノートに書きだそう考えました。(頭の片隅に)ちょっと、エクセルに打ち込んだ方が、あとあと活用できて便利じゃないかと思いましたが、面倒そうなので却下しました。
想定したのは、文章をつらつら書き進めるのではなくて、いくつかの項目にそった書き抜き作業です。そこで考えたのは、方眼ノートを使うことでした。項目に分かれた箇条書きをするのですから、罫線よりも方眼のほうが便利そうです。
数年前、図書館で Linux の独学をするときに、用意しただけで使わなかったB5版で方眼罫のノートがありました。こちらです。
ショウワノート ジャポニカ学習帳「ジャポニカセクション」 学用3号 179×252 本文30枚 方眼罫 5mm reader罫入り 表紙色 コバルトブルー JS-5F 参考価格:200円(税抜) メーカーサイトリンク、こちら |
対象は小学生でも、十分大人が使えます。5mm罫ですが、リーダー罫という呼び名で、1cmごとに実線のマス目があります。若者の目ではなくなっているので、1cmくらいの行で文字を書くにはちょうどいいのかと考えました。いざ使ってみると、行を折り返した場合、1cmでは見にくくて、5mmの行でちょうどいいくらいでした。まあ、とりあえず使いやすいと思いました。
『水 本の小説』で紹介された本の抜粋作業をおこなっているうちに、ほかに気になったことなども加筆したので、28ページを使いました。実際のところは、レイアウトの都合などで半ページしか使わずに次のページへ移ったりしたので、30ページちょっとになりました。
ところが、清書としてキーボードで入力するとき、ぱらぱらページをめくっていると、広く見渡すには、B5版ではどうにも狭く感じてしまいました。(両面を開いた状態ですから、B4版ですが。)
その昔、学生だったころは、細かい文字を書くことに支障はありませんでした。ところが、歳を重ねると昔と同じようにはいきません。シャープペンで書いた文字では薄くて見えにくくて、インクのペンで書かないと読めません。ボールペンといえば、かつては油性インクがボタもれするものばかりでしたが、今はゲル状水性インクのボールペンあるので、書きやすくて助かります。太さは0.5~0.7mmあたりを愛用しています。
B5よりもA4版がよさそうということで、いくつか見て回った結果、選んだのが、次のノートです。
コクヨ(KOKUYO) |
「筆記のじゃまにならない濃さのグレーの罫線」が使いやすそうでした。もちろん、これを選んだいちばんの理由は、A4サイズだったことです。見開きだとA3サイズとあって、これなら、かなり広い面積の書き込みを見渡すことができます。
最初に使ったショウワノートは、もともとが小学生用だったこともあって、今回購入したコクヨのノートの印象は、だいぶ大人向けっぽいイメージです。お値段が2倍しても、こちらの方がいいかもしれません。
細かいことですが、【商品説明】のなかに「上部にタイトル欄があります。」と「罫線には上下左右中央に目印がついているので、ノートを分割して使う時に便利です。」の2つは、どうも違うのではないかと思うのですが。店頭の棚に2種類並んでいて、どちらも似たような黒い表紙だったので、見比べてみました。すると、今回選ばなかった方には、タイトル欄が大きくとってあって、センターのポチがあったような気がするのです。
もしかして、(このホームページでは、)それは 品番:ノ-201S5N-D ではなく、品番:ノ-201S5-D の方なのでしょうか。こちらの勘違いかもしれません。
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