年末年始で、ヘバーデン結節のための薬はあまり飲まなかった。けれども今後、年度末進行のスケジュールを考え、本日大森へ。ギターを弾くと痛みを感じても、飲めば緩和される。
やっぱり大森駅脇にあるとんかつ屋香梅は今日も閉まっていたので、今回も富士そばで昼食。その後、秋葉の散策は先週寒くて中断したので、久々のお茶の水へ。
下倉楽器で弦を探すも、見つからず。店員さんに聞くと、探してくれ、いったん店外に出て探してくれても、やはり無いとのこと。
クロサワ楽器Dr.Sound Acoustic館で聞くと、あるという。単にパッケージが箱から袋状に変わっただけ。購入したけれど、値段が900円。下倉楽器では以前の値段だが630円だった。もしかすると、袋状のもので在庫があったのではないだろうか。スマホで古い箱の写真を見せて聞いたのが間違いの元だったような。クロサワ楽器の店員さんは写真を見た後、型番を確認してから、再度、それならありますよ、と返答していたし。
■ ■ ■
その後、東京古書会館へ。事前にサイトで調べても、昨年の記事しか出ておらず。今日は開催していないのかと思いながら顔を出すとやっていた。
買わなかったが、雑誌『中央公論』1958年11月号が200円。『喪失』福田章二(庄司薫)掲載。今思うと、買っておけば選評を読めたのに......。
300円で単行本を1冊購入。
■『石版東京図絵』永井龍男/中央公論社
昭和42年12月1日 初版印刷
昭和42年12月5日 初版発行
箱無し
古書 畸人堂 販売
この本、出だしの文章だけで(挿絵も欲しかった)買ったようなものだったけれども、小説だったのですね(笑)。
で、出だしの部分。
「振り出し」もうずいぶん長い間、「明治少年懐古」という本を私は机辺から離したことがない。
気がふさいだり、仕事がうまく運ばないような時、必ずといってよいほど、この本をひろげている。
調べることがあって、参考書をあれこれ引き出し、仕事部屋が乱れてしまった後など、他の本にまぎれてどこかへ行ってしまうこともある。当座はそれなりに忘れているが、ふと思いだして捜しにかかり、そのために半日つぶしてしまうようなこともあった。
これだけ褒められている本なら、手にしてみたくなるもの。何年か前に買ったのが、残念ながら再編集された文庫しか入手できなかった。それにしても、この冒頭部分は明治少年懐古の後書きか何かに載っていたような。いかんせん、明治懐古少年は他の本にまぎれてどこかへ行ってしまった。
東京古書会館のサイトを見ていると、古書店さんの目録ナビ【モクナビ】なる便利なページを発見。
コメント