[NO.1346] ガラクタ捨てれば自分が見える/小学館文庫

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ガラクタ捨てれば自分が見える/小学館文庫
カレン・キングストン
田村明子 訳
小学館
2002年5月1日 初版第1刷発行
2003年12月10日 第3刷発行

某ブログで紹介されていた本。英国人による風水というのがちょっと毛色の変わっているところ。不要物を「ガラクタ」と命名しているのが面白い。

p56
「いざという時のために」溜めこんだ
素晴らしいのは、処分したものが突然必要になるという状況は自分が創り出していることに気がつくと、そのようなことが起きなくなるという事実です。そしてものを処分する決意をすると、二度とそれが必要でなくなるか、必要になった時に前よりも質の良いものが不思議と手元に転がり込むという経験をするでしょう。以下略

p70
単に立ち寄っただけ
人生は常に変化しています。ですから何か新しいものがあなたの人生に転がり込んできたなら、それを満喫してうまく使い、そして時期がきたら手放しましょう。これは、実にシンプルなことです。何かを所有しているからといって、一生それを持っていなければならないということはありません。人生にちょっとだけ立ち寄った多くのものと同じように、あなたはそれを一時的に所有しただけなのです。以下略

p89
「ガラクタ」を入れる引き出し
これを言うと驚くかもしれませんが、一つ、この引き出しを作ってください。ものを無造作に入れることが出来る引き出しを決めましょう。大きな家に住んでいるのなら、各階に一つずつ必要かもしれません。

p104
第十章「収集癖」
なぜ人々はものを収集するのか
きっかけが何であれ、私たちが何かを集めたいと思うのは、それが「たまたま偶然」であっても、実は自分の成長のために何かを欲している本能のなせる技なのです。その時に自分が必要としている波動ですから、否定する必要はありません。でも人生は常に変化していて、それらの集めたものは、本質を自分のエネルギーの中に取り込み終われば用済みなのです。そしてもう何か新しいことを始めて良いのです。以下略

p108
収集癖に溺れないように
コレクションを理解するコツは、なぜ自分がそれを集めたのか、その意味を理解して人生の次のステージへと向かうことです。自分で自分を束縛してはいけません。あなたの人生に新しいものが入りこむ隙間を作ってください。なぜ集めているのか理由もわからないのに、コレクション・マニアで一生を過ごさないように気をつけてください。以下略

ここまで引用してきて、なんだか教会で牧師さんから話を聞いているような内容に思えてきた。実はこのあと、いよいよ、十一章紙の「ガラクタ」として「本」について触れているのだが、なんとも実行しがたい。本を処分するには難しい。本って、ガラクタなのだろうか。彼女からしてみれば、そうなんだろうなあ。そういえば、冒頭にガラクタの定義付けがあったっけ。

「ガラクタ」とは
使わないもの/好きではないもの/整理されていない、乱雑なもの/狭いスペースに無理に押しこまれたもの/未完成のもの、すべて

ああ!