「坂の上の雲」と日本人 関川夏央 文藝春秋 2006年3月31日 第1刷 |
p289
(あとがき)から
や りましょう、と私はいいました。しかし、今回は多少やりかたをかえたいと考えました。月に一度、文藝春秋社の若手編集者有志レクチャーをする、それをあと で手直しして毎月「文學界」紙上に連載するというのです。その方が楽ではないかと甘く見通したわけですが、「被害者」が「加害者仲間」をつくりたいと思っ たのでもありました。
かくして『坂の上の雲』精読の作業はつづけられました。準備してから臨んだつもりだったものの、相手は歴戦の人々です。素直にレクチャーを聞いているふりをしていて、質問は鋭い。以下省略
『坊ちゃん』の時代 5部作と重なりあう内容です。また、NO.475『「日本人論」再考』(船曳建夫・日本放送出版協会)からの引用もみられました。
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