| 船越英一郎の昭和再生ファクトリー BS12 トゥエルビ 2025年1月16日放送 #30【なぎら健壱の昭和探訪・佃島編&昭和遺産~昭和ラブホ巡り~】 |
「佃小橋」にさしかかったところで、おもむろに自分のデビューアルバムを取り出します。(もちろんアナログのLPレコード)『万年床/なぎら けんいち参上』。
ジャケット裏面の写真が、この橋から撮影したものだそうです。今から50年前のこと。和船が並ぶその光景は、まるで時代劇に出てきてもおかしくありません。お侍の代わりに映るなぎら健壱は、まだ若くて長髪でサングラスをかけていて、チェック柄のシャツにオーバーオールのデニム。
なんだか、こわいな。深夜放送で『悲惨な戦い』を聞いたのは、つい昨日ことのような気がします。半世紀以上も前のことか。
Discogs(ディスコグス)なるサイトがあって、アルバムについての詳細なデータが公開されています。リンク、こちら
クレジットには、石川鷹彦、生田敬太郎、高中正義、ヒロ柳田なんて懐かしいネーム。
ノートを見ると
唄: なぎらけんいち
演奏: 葛飾区かんけり仲間 / ヒロ柳田グループ
写真: 小金井/小泉録音スタジオ: ビクター青山第二スタジオ
録音年月日: 1971年12月17日、1972年1月10, 18, 19日
思い出しました。「演奏:葛飾区かんけり仲間」という集団のこと。
この末期に所属していたという知人がいました。「Kヤイリ」のハンドメイドだというギターを安く譲ってもらったので、よく覚えています。単板でグローバー製ペグでした。
ただし、強い弦を張っていたからだという理由で、ボディが膨らんでいました。お茶の水のカワセ楽器で相談すると、ふくらみ自体は手をつけずに、ブリッジをいったんはがし、うしろへずらして付け替えるとのこと。それじゃ、料金はいったいどれくらいかかるのか心配すると、しばらく沈黙してから、1万円でいいとのこと。お金のなさそうなこちらの風体を値踏みするような視線を覚えています。実はギターの値段自体がそれと同額でしたから、あまりの安さに驚きました。
もどってくると、もとのブリッジが付いていた跡がどこだったのか、まるで分からない綺麗な仕上げでした。
◆ ◆
そうそう、個人的には『万年床/なぎら けんいち参上』よりも『葛飾にバッタを見た』が好きでした。
コメント