標準世界史地図(2024―2025年版) /吉川弘文館

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標準世界史地図(2024―2025年版) 
亀井高孝、三上次男、堀米庸三 編
吉川弘文館
1955年(昭和30)04月01日 第1版第1刷発行
2024年(令和06)04月01日 増補第51版第1刷発行
66+18頁
935円(税込)

ショッピングモール内の書店で数年前に見つけ、驚きました。半世紀も前、世界史の授業で資料として使っていたものです。古い記憶の彼方から、霧にかすんでこの表紙が思い出されました。ページを開くと、図版に見覚えがあります。

書店に寄るたび、ときどき気になって開いていました。ところが、しばらく前から見当たらなくなりました。売れたのでしょう。そうなると、ますます気になるもの。アマゾンで注文しました。

カラー図版の地図の最後は「64 世界の動向 中央アメリカと西インド諸島 中印国境」のタイトルです。地図内には「世界の動向(1990)」とあります。

「付1」と「付2」として、白黒版が2ページ追加されています。

「付1」は「ドイツの統一と東欧諸国の激動」として「ドイツの統一(1990)と東欧諸国の激動(1991~93)」「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ」「ユーゴスラビアの分裂」の3枚の地図。

「付2」は「ソヴィエト連邦の崩壊と独立国家共同体の成立 イスラエル ソマリア」として「ソヴィエト連邦の崩壊と独立国家共同体の成立(1991.12)」「イスラエル」「ザカフカス」「中央アジア」「ソマリア(アフリカの角)」の4枚の地図。ちなみに「中央アジア」にはカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスについて。

ごちゃごちゃと書きましたが、つまり何が言いたいかというと、半世紀前に使ったものと、1~63 までは同じじゃないかということです。違いは、64と付1、付2の3ページだけ。

考えてみれば、数千年の世界史のなかで、最後の50年間なんて、ほんの短い時間です。それを3ページも割いているのだと理解すれば、それはもう大盤振る舞いでしょう。


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って、いくらなんでも。