[NO.1574] ナンシー関消しゴム版画

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ナンシー関消しゴム版画
著者 ナンシー関
編者 ボン研究所
メディアファクトリー ダ・ヴィンチ編集部
2003年10月10日 初版第1刷発行
327頁

1000点を超える消しゴム版画を、焼き肉たった1回分の(東京都在住の平均的カップルの1人分 編集部調べ)
超お値打ち価格で!

世界でただひとりの「消しゴム版画家」ナンシー関の画業を、はじめて集大成。
高校生時代の処女作から最近作まで。

Amazonのサイトで『ナンシー関消しゴム版画』を検索すると出てくるページにある上記の文言、気になります。

焼き肉たった1回分の(東京都在住の平均的カップルの1人分 編集部調べ)
超お値打ち価格で!

いまや絶版となってしまったので、Amazonでの販売価格 3,711 というのは中古品の値段です。本書の裏表紙に印刷してある価格は(税別で)3800円でした。ところで、2003年の焼き肉屋で3800円出せば、どの程度が食べられたのかなんて、覚えていません。

このコピー、ちょっと敬遠したいかな。「編集部調べ」、昔よく目にしました。ギョーカイっぽいの。

 ◆  ◆

楽屋裏は見ない(見なかった)方がいい

ジャイアント馬場の「ぽう」という文字が顔の横に入った作品は有名だった気がします。で、問題はそこではなくて、そのハンコのほうなのです。この本には、カラー印刷で折り込みページが(サービスのように)ついています。その一枚が馬場の「ぽう」なのですが、これがどうみても、グロテスクとしか思えません。楳図かずおのかつての怖いマンガの図柄みたいな。頭に焼き付いて離れません。

今回、はじめて見たわけでもなく、以前に見て、「いやな気分」になったのを、また思い出したといったところです。

そうです。いまさらですが、「楽屋裏は見なかった方がいい」のです。

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