会場一杯に鳴り響く「静電容量無接点方式」の打鍵音に魅了される

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NHK総合 2022年08月30日23:00 放送
ニッポン知らなかった選手権 実況中!▽キーボード選手権 生字幕入力コンテスト

番組によっては、テレビの生放送に字幕が表示できることを忘れていました。そういえば(すべてではないにせよ)番組表に[字]の記号があるし、テレビのリモコンボタンにも字幕表示のためのボタンがありました。

この字幕は専門の方々が入力します。とりわけ、生放送の音声を即座に入力するためには、高度な技能が要求されます。実際に発話があってから、字幕が表示されるまでの時間は3秒以内。そうでなければ、視聴者に遅れていると判断されてしまうのだそうです。つまりタイムラグは3秒以内という、超高速での入力が必要とされます。

そんな超絶技能者たちが技を競い合う大会を追った番組でした。

日本速記140年記念
第2回キーボード選手権(生字幕入力コンテスト)
2022年7月3日(日)
午後1時~4時
主催 公益社団法人日本速記協会

使用するキーボードは、当然のことのように各自持参。競技会場ではほぼ全員が、東プレのキーボード「リアルフォース-Realforce」のシリーズを使用していたようです。(唯一、違った一台は、「速記用特殊キーボード」という興味深い形状のものでした。) 持参した自分のキーボードをカバンから取り出すときの様子を見ていると、ケースなんぞに入れている人は男性1名のほかは、いないみたいでした。無造作にリアルフォースを裸でカバンに入れてきたみたいなのです。せめて厚手のタオルにでも包もうよ! うなってしまいました。

会場一杯に鳴り響く「静電容量無接点方式」の独特な打鍵音に魅了されました。うっとり。

 ◆ ◆

不思議だったのが、日本語変換ソフトについて、なにを使っているのか説明がなかったこと。単語登録や文節変換などについてふれているところがあったのに。それぞれのチームごとに、OSすら違っていたかもしれない。

【追記】
キーボードマニアにとっては、以前放送された「マツコの知らない世界【キーボードの世界】」以来の好番組だったのではないでしょうか。リンク、こちら