マツコの知らない世界【キーボードの世界】

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マツコの知らない世界【埼玉うどん&キーボードの世界】
2020/07/21(火) 20:57~22:00 放送
TBS1

・カスタムが密かなブーム!キーボードの世界
・【ゲスト】キーボードの世界...ペかそさん、びあっこさん
・過度な刺激が気持ちいい!「HHKB」「REALFORCE」
2020-07-21

TBS番組サイト 

この番組がきっかけで、デュアルキーボードの世界へ!

デュアルキーボードとはキーボードの真ん中が左右に分割されています。別名「分割キーボード」とも呼ばれます。
手っ取り早くいうと、肩こりが軽減します。右手と左手が別々のキーボートを操作するため、肩(肩甲骨の間隔)が開いた状態で入力作業が可能になります。

試しに2台のキーボードを使って体験ができます。余った、もう1台のキーボードがあれば、それで試すことができるのです。これって、世界が広がって感じられます。経緯を下記に記載しました。

  ◆ ◆

そもそも地上波のゴールデンタイム番組で「HHKB」「REALFORCE」というキーボード界での両巨頭について紹介があること自体が軌跡です。どちらも、とてもマニアックな製品ですから。

説明すると、HHKB とは PFU というメーカーによる Happy Hacking Keyboard という製品名のことです。どれだけマニアックかという例として、 PFU というメーカーサイトを開くと、トップページに現れる「有名な言い伝え」が目に飛び込んできます。リンク、こちら 

ナラティブ
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
東京大学 名誉教授 和田英一

これでジーンときてしまうのですね、カウボーイなんぞには、ほど遠いおじさんでも(笑)。テンキーや矢印キーやファンクションキーすらない小型です。お値段は大半のものが3万円代。

つづいて、REALFORCE とは 東プレ というメーカーが作っているキーボードの製品名です。こちらはテンキーがついたフルキーボードもあります。HHKB がマニアックなファンが多いのに対して、REALFORCE の方は(どちらかというと)仕事として入力業務に携わっているユーザーが多い気がします。(あくまでも、個人の感想かもしれません。) 

去年NHK総合で放送した番組 ニッポン知らなかった選手権 実況中!▽キーボード選手権 生字幕入力コンテスト で多く使われていたといえば、わかりやすいでしょうか。リンク、こちら 

  ◆ ◆

 そもそも、今回の「マツコの知らない世界」は、キーボード好きにとって見逃すことのできない内容だろうと、前々から期待していた企画でした。実際に視聴してみると、期待にたがわず「当たり」でした。ゲストの二人も十分に面白い。キーボードを自作するというのは、これまで知りませんでした。(ここ数年のあいだ、PC関連の世界から遠のいていたので、置いてけぼり状態です。)考えてみれば、すでに3Dプリンターが普及したのだし、自作キーボードがあって当然です。番組内で、いくつかキーボード専門店の名前が出ていましたが、これも知りませんでした。どれも自作のお店っぽかったです。今、自分で愛用している東プレのRealforceを買った店は、ドスパラ秋葉原本店の斜め向かいにあったキーボード専門店でしたが、とっくになくなってしまいました。

キーボード専門店「遊舎工房」 

 録画した番組を見返していたところ、むしろ、番組公式HP内のほうが便利なことに気がつきました。まるで秋葉の専門店のサイトみたい。番組内で紹介されたキーボードが写真付きで載っています。もちろん、メーカー名・製品名・価格も。

 東プレのRealforceを使っているので、さしあたっては問題ないのだけれど、やっぱりPFUのHappy Hacking Keyboardは、あこがれです。昔の小説家が万年筆を選ぶにあたって、ペリカンだのモンブランだの言っていたのが、今はなんといってもPFUでしょ、みたいな。

 ところがところが。番組で見た左右分割型が忘れられなくなってしまいました。両肩をすぼめて、ちまちまキーを打つのなら、いっそのこと分割してしまったほうがすっきりするでしょう。この考えかた、どうして今まで思いつかなかったのだろうかと、ひとりで「合点! 合点!」しました。

 そこで思い出したのが、私にとって自鯖の師匠のことです。以前、わざわざ自宅から持ってきてくれたキーボードがマイクロソフトの左右入力キーが別れた一体型でした。なんでも、その当時で、すでに生産されていない製品だと言っていたような記憶があります。形状がだいぶ大きかったことを覚えています。そのときには、初めて見る異様な形に、びっくりしてしまいましたが、今、思うと、理想型だったのだと(今になって)納得しています。師匠は、さかんに、その素晴らしさを力説していました。

 こちらは、小型でいいから、左右が分割されている製品に憧れてしまいました。すると、面白いサイトを発見しました。

[いますぐデュアルキーボードを始めるべき7つの理由と3つの注意点]

 左右分割型を買う前に、すぐできそうなやり方として、2台のキーボードを左右に並べてしまえといいます。左右の手をそれぞれ並んだ別のキーボードで使うのです。テンキーレスなら、机が狭くなるけれど、やってやれないこともなさそうかな。

 で、さっそく試してみました。追加した方のキーボードが、(キータッチが硬いために嫌になって、)ずっと使わなかったものでしたから、だいぶキータッチの感触が違ったけれど、なんとか入力できました。もちろん、違和感は相当でした。何度も、右手の読点「、」を打ったつもりが「m」になってしまいました。ですが、そんなことを差し引いても、面白い経験でした。慣れないと、大変そうでしたが、肩こりが解消されるのなら、挑戦してみてもいいかと思いました。

 ◆ ◆

 番組で取り上げていた「タクタイル感」は、東プレを使ってみて、はじめて実感したのを思い出しました。しばらくの期間、実際に使ってみると、そのありがたさがわかります。

 今回、番組で取り上げられたり、画面に紹介された製品名を見ているだけでも嬉しくなってしまいます。

東プレ REALFORCE R2 テンキーレス 「PFU Limited Edition」 31350円(税込み)

PFU Happy Hacking Keybiard Professinonal HYBRID Type-S 35200円(税込み)

【キット】遊舎工房 組み立てサービス 5000円

Nomu30 8640円(税込み)

Tartan 9350

ErgoDash 14300円(税込み)

Choco60 15400