丸山眞男からケンチ中島健蔵へ

ことの発端は [NO.1557] 中古典のすすめ でした。高校のとき国語の教科書に出てきたという 「『である』ことと『する』こと」 について、斎藤美奈子さんの紹介が続く。その出典である 丸山眞男『日本の思想』(1961年/岩波新書)

P26
うしろから順(第Ⅳ章→第Ⅲ章→第Ⅱ章→第Ⅰ章)に読むのが完読するコツなのだ。

この手の読むコツの紹介というのはどれもが面白い。それはさておき、ここで丸山眞男さん登場。

丸山眞男 でgoogle検索で出てきたのがサイト 東京歴史倶楽部
丸山眞男とは?「戦後民主主義の旗手」の思想や主な功績をわかりやすく解説 というページ。 リンク、こちら。

「超国家主義の論理と心理」(1946年)


この論文のテーマは、近代化を遂げたと思われた日本はヨーロッパ近代の「中性国家(※)」ではなかったという点です。
中性国家
道徳や真理等の内面的価値の領域に国家は立ち入らず、教会や個人に委ねるようなあり方のこと


→ 「国体」という文言を最初(高校生のころ)、ぴんとこないというか理解しきれなかった理由はこれだろう。高校の授業で紹介された 中島健蔵『昭和時代』(1957年、岩波新書)にはさみこまれている「国体」の図版の意味がわからなかった。

ここから脱線・逸脱の小旅行、未知への冒険。出あったのが次のページ
中島健蔵「昭和時代」(岩波新書)odd_hatchの読書ノート リンク、こちら。

odd_hatchの読書ノート_HatenaBlog はとんでもない量の本を紹介している

中島健蔵「昭和時代」についての紹介として秀逸。

ふりだしでヒットした 東京歴史倶楽部リンク、こちら。