『昭和八年・文学者のいる風景』春日井ひとし/掌珠山房

昭和八年・文学者のいる風景
春日井ひとし
掌珠山房

林哲夫さんのブログ daily-sumus2 で知った。

こんなおもしろいことをやっている人がいたなんて。
CiNii Books でやっとネット検索にヒットした。リンク、こちら。それだって、公益財団法人 日本近代文学館にそれぞれ1冊ずつしか所蔵されていない。

昭和八年の中島敦
春日井ひとし [著]
掌珠山房 2014.10 増補2刷 昭和八年・文学者のいる風景 1
昭和八年の杉本秀太郎 : 京の町家生まれ
春日井ひとし [著]
掌珠山房 2013.11 昭和八年・文学者のいる風景 2
昭和八年の高見順
春日井ひとし [著]
掌珠山房 2014.3-2015.3 昭和八年・文学者のいる風景 3-5
上 , 中 , 下
昭和八年の里見弴
春日井ひとし [著]
掌珠山房 2016.4-2017.1 昭和八年・文学者のいる風景 6-7
上 , 下

daily-sumus2 によれば、

春日井ひとし『昭和八年の谷崎潤一郎(中)「春琴抄」の日々』(掌珠房、2020年7月)を頂戴する。二〇一三年に中島敦から始まり、杉本秀太郎、高見順、里見弴、織田作之助、そして谷崎潤一郎と続いた昭和八年シリーズの第十一篇。

とある。リンク、こちら
なんだか手製の冊子のよう。いわゆるホームページやブログではなく、こうした形態であっても、著作権というものは生じるのだろうなあ。代金をとって売らなければいいのか?

ネット検索でヒットした CiNii Books では上記のように里見弴で最後のようなのだが、daily-sumus2 に 『昭和八年 文学者のいる風景 その8 昭和八年の織田作之助(上)三高の青春』(掌珠山房、二〇一八年一月)のことを載せた記事が見つかった。上記のように、谷崎の(中)が第十一篇とあるので、織田作(上)が第八篇、織田作(下)が第九篇。谷崎の(上)が第十篇だろう。それなら、まるく治まる。

◆  ◆

『サン(※舟偏に山)板(※パン)』という同人誌のことも、エディトリアルデザイン研究所(EDI)という出版社についても初めて知った。EDIから出ている本を京都の新刊書店三月書房さんのサイトで見られる。リンク、こちら
こちらの本屋さんは、この春で閉店だとネットに出ていた。

三月書房さんサイト「EDIの本の在庫」ページに、存じ上げなかった本を見つけて驚いた。こんなことがあるのかと、びっくり。

同人誌『サン(※舟偏に山)板(※パン)』は、日本の古本屋サイトでヒット。なるほど。

◆  ◆

春日井ひとしさんのサイト「春日井ひとしの本棚」を見つけた。ブログではない。昔ながらのhtmlでできている。

サイト内に「昭和八年の 中島敦」なるページがある。どうやら「昭和八年・文学者のいる風景 1」と重複するような。

やっぱり気になるなあ。ここに掲載された写真の著作権は、どうなんだろう?