日乘:Note to Self

　先日、中古で購入した Fractal Design(フラクタルデザイン)社製 のPCケースに、HDDをマウントするのに、インチねじが長いタイプだった。静音対策でゴムのスペーサーが挟んであるタイプ。手持ちに、こんな長いのはひとつもない。買ったPCケースには４本だけが付いていた。ネジの頭がフラットタイプで、ねじ山が途中から出ているという特殊な形状。

　行きつけのPCショップへ出向くと、ロングタイプは六角の頭のネジしかなかった。値段に驚いた。税込みで７３０円もする。６本入りなので、インチねじが１本あたり１００円以上もすることになる。びっくり。

　これじゃあ、自作派がいなくなるわけですよ。中古とはいえ、先日買ったPCケースは税抜きで５００円だったのだから。ネジのほうが高いとは。

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　直接、店員さんに話を聞こうとすると、ネジの棚の近くでお客さんとやりとりしていたので、そちらの話が終わるまで待つことにした。もれてくる話の様子から、そのお客さんはどうやらWin10のOSを単体で買いたいらしい。店員さんはWin10自体の値段はHomeが１万円台で、Proだと２万円台であること、PCにインストールできるかどうかは、PCそのものが受け付けるかどうか、調べてみないことにはわからないと言う。まあ、それはそうだろう。杓子定規な言い方だけれど。

　こちらが悩んだ末、ネジ６本を７３０円の支払いをしていると、さっきのお客さんが今度はPC製品の展示を見て回っていた。だいぶ悩んでいるみたい。服装から見て、現場で働いているらしい作業着姿で、あまりPCには詳しくない雰囲気。その店は、かつて自作の部品であふれ、中古部品やジャンクまがいの品々が並んでいたのに、数年前からリニューアルしてなんともスタイリッシュな店内に変身してしまった。無料で飲み物まで用意されている。自作コーナーは隅に追いやられ、少ない。

　そのお客さんは推察するに、Win7が３日前、更新停止となり、ニュースでも取り上げられているので、Win7からWin10にアップグレードをしたいのではないかと思う。店員さんは、OS単体での定価と作業は製品によってなので、なんとも言えないという型どおりの返答。自分でOSアップデートはあきらめて、どうやらPCの買い換えを考えているような様子。おそらく仕事で使っているのだろう。