秋葉→神保町

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

 サプリに替えてから、大森のいあい医院へ行くこともなくなったので、久々となる都内へ。真夏の日差しが少しは和らいできたのと、このあと台風の接近が予想されているので、意を決してのお出かけ。

 平日とあって、自作通りは混雑していない。駅の近くはそれなりの人混みでも、電気店の中は空いていた。

 いつものコースをゆっくり回遊する。芳林公園では近所の幼稚園だか保育園だかの幼児が運動会の練習中とあって立ち入り禁止。

 ますます中古やジャンク店は数が少なくなっている。PCの大型店舗はゲーム機に向けて特化している。Eスポーツなる名称が出現してからはや幾とせ。世の趨勢ということだろう。

 マルツ秋葉原本店で「ミニソーラーメタルカー」なるキットを購入する。[ 型番 JS-6211 ] チャレンジ年齢が10歳、工作時間が30分とある。工作に必要な道具はニッパだけ。半田ゴテも要らない。1254円也。組み立て説明の中に「エレキットドクターのご案内」なる項目があった。1200円を払うと、組み立てがうまくいかなかったときに点検・手直し・調整をしてくれるという。ほかに、「補修パーツ通信販売のご案内」もあった。パーツごとにバラ売りをしてくれるらしい。なるほど、気が利いている。組み立ては簡単だった。

 秋月電子や千石電商よりもゆったりしていて見やすい。おまけに平日の今日はガラガラだし。

MiniSolarMetalCar_01.jpgMiniSolarMetalCar_02.jpgparts.jpg

 続けて2階へ。ここはラズパイこと、ラズベリーパイの関連する品々が豊富で、他にも面白そうなコーナーがあふれている。今回、目に付いたのが『Flashair Doujinshi 6』という小冊子。ゼロ円の表示があって、もらってきた。

FlasfAirDoujinshi_01.jpgFlasfAirDoujinshi_02.jpg

 ちっとも知りませんでしたよ。こんな面白い活動があったなんてことを。東芝のFlashairを使っていろいろ遊べるとは。しかも専用基板を開発して、販売していたのですよ。安い。で、そうした活動をまとめていたのが、この小冊子とサイトでした。リンク、こちら

 この小冊子(同人誌)6号は終刊号であり、サイトも閉鎖されています。気づくのが遅かった! 

Flashair.jpg

 もっとも、同人誌のPDF版アーカイブスがgithubにありました。リンク、こちら

 FlashAir開発者向け非公式wiki もありました。リンク、こちら。やれやれ

  ◆  ◆

 なんだか、HP200LX のことを知ったときのことを思い出してしまいました。

 新宿教会と呼ばれた紀伊國屋書店アドホック店を訪れたのは、すでに同店の閉店が目の前に迫っていたころのことでした。店長の植木さんは親切に声をかけてくださり、名刺まで手渡されました。こちらがモバイルギアをDOS化している旨を伝えると、コネパク化は? と尋ねられました。そっちはまだです、と答えると、それは楽しみですねというようなことを言われた記憶があります。

 仕事が忙しいことを言い訳に、もたもたしているうちにお店自体がなくなってしまいました。秋葉の中古店からも品物自体が消えてしまい、こちらもいつのまにやらiPhoneやらタブレットを買い換えている始末。デスクトップPCのジャンクを換装することにも手を出したのは、その当時、そうした品物が店頭にあふれていたからでしょう。おかげで、あんなにも好きだったPDAから関心が離れてしまいました。

 で、フラッシュエアーの同人誌についてです。ここで、はたと思い出したのが、先日、あるハードオフ店で、フラッシュエアーのセットが箱入りで300円だったか、で棚に並んでいたことでした。笑うしかないですねえ。

  ◆  ◆

 ここまで入力しながら、ネットで検索していると、面白いサイトに出くわしましたので、リンクを張っておかなきゃ。

【2018年度版】MS-DOS版Mobile Gear(モバイルギア)の分解方法完全解説

KING JIM ポメラDM200でEmacs、Vim、Ruby、Pythonが動くなんて素敵すぎる!

ミニPCの名機「HP-LX」をヒットさせた、新宿アドホック店の"元祖エバンジェリスト

「ひとりぶろぐ」さん、すごい! 嬉しくなってしまいました。MS-DOS版Mobile Gear(モバイルギア)の記事に出会えるなんて思ってもいなかった。さらに、ポメラDM200でEmacs、Vim、Ruby、Pythonが動くとは! でもなあ。ポメラDM200 が欲しいのは山々だけれども、バッテリー交換のためにキングジムまで修理扱いで出すというのは考え物だ。どうして MS-DOS版Mobile Gear をいつまでも手放せないのかといえば、単3乾電池(とボタン電池)の交換だけで、使い続けられるからなのだよなあ。

 PDAに感じた「熱」は、すっかり忘れていました。

  ◆  ◆

 秋葉から万世橋経由で神保町へ。途中、谷中珈琲で休憩。楽器屋巡りはしないで、三省堂本店へ。店内を上の階から順に見ながら降りてきて、昼食のためにいつもの白山通りキッチングランへ。食後は、久々に靖国通りを九段方面へ。専大交差点よりも九段寄りに足を運んだのは何年ぶりのことか。九段坂の手前で南に折れ、集英社の前を通ってサクラホテル神保町からぐるっと回って神田伯剌西爾で休憩。今回、古本は一切買わず。面白い掘り出し物もあったな。岩波文庫の昭和14年刊『ディカーニカ近郷夜話』は値段が不明。東洋経済から出ていた、1958年 値段の統計表だけの本が500円。表紙に東洋経済の九州支店というゴム印が青インクで押してあった。背表紙が破れていたのでやや敬遠。

 近頃、めっきり歩かなくなっていたので、すっかり疲れました。これで約7km弱でした。