[NO.1409] めくらやなぎと眠る女

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めくらやなぎと眠る女
村上春樹 著
新潮社 刊
2009年11月25日 発行

副題が「ニューヨーク発/24の短篇コレクション/英語版と同じ作品構成で贈る」とある。

さらに出版社サイトによれば、「『象の消滅』に続いてニューヨークで編まれた、著者自選短篇集!」ということになる。

p11(日本版の読者に)によれば、『(象の消滅)』に続いて外国の読者に向けて編まれた、第二短編集とのこと。

目次は出版社サイトにきっちり掲載されている。さすが、おしゃれなページのつくりだ。化粧品の広告サイトのよう。リンクはこちら

で、24作品のうち、なんだかほとんど、あるいはぜんぶを読んだことがあった気がした。あらすじの妙、描写の特異なところ、ふくらませて長編になった作品を思い浮かべる作業。記憶をたどると、かなり以前のことなので忘れてしまっていることも多く、はっきりしない。それぞれの短篇を初出の雑誌で、あるいは単行本で読んだものもありそう。

影響を受けた作家......などという野暮なことを詮索するときりがないが、なぜか今回はロアルド・ダールを思い浮かべてしまった。