[NO.1372] 目で見るものと心で見るもの

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目で見るものと心で見るもの
谷川俊太郎三田誠広池田晶子ほか 著
草思社
1999年6月4日 第1刷発行
1999年9月10日 第3刷発行

初出誌 Taisei Quarterly(大成建設株式会社発行)
1997年101号〜1999年106号

「便利なもの、不便なもの」「見えるもの,見えないもの」「快適なもの、不快なもの」「似ているもの、似ていないもの」「大きいもの、小さいもの」「変わるもの、かわらないもの」の章立て。それぞれの頭に対談、そして3〜4編の文章という構成。
人選に惹かれて読んだ。村松貞次郎、池田晶子、杉浦康平、杉浦日向子、川田順造、対川俊太郎、隈研吾、南伸坊、池内紀、池内了、山本夏彦、藤森照信、三田誠広 等。

山本氏☓藤森氏の対談なんて、興味津々で読むと、微妙にすれ違って対談が進む。もちろん山本氏がはぐらかしているのか、思い込みが強く、相手の発言を意識していないのか。そこがおかしかったりもするので、こちらは構わないが。

池田晶子氏の文章は相変わらず。上記に載せていない方々についても、章末ごとに「対談・執筆者一覧」が丁寧に添えてある。

それにしても、約20年も経ってしまっているとは。世紀末に出されたのですねえ。