[NO.1292] 生半可な學者

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生半可な學者
柴田元幸
白水社
1992年6月25日 第1刷発行
1994年2月10日 第5刷発行

柴田氏のエッセイは2冊目だったか。90年~92年にかけて発表されたもの。ポール・オースターについての記述は詳しい。当然、アメリカ文学についてが多い。トマス・ピンチョンについては薄い。『重力の虹』訳書の出版待ちという記述があった。リアルタイムで出版された本の紹介もそこそこ。

写真入りで紹介されていた、p142『舞踏会へ向かう三人の農夫』について。これは知っていた。記憶が曖昧だが、青山南氏の文章で読んだ気がする。どうしても青山氏と比べてしまう。