[NO.1279] 「あの日」からぼくが考えている「正しさ」について

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「あの日」からぼくが考えている「正しさ」について
高橋源一郎
河出書房新社
2012年2月18日 初版印刷
2012年2月28日 初版発行

お子さんの卒園式後、いったん帰宅し、謝恩会に出かける用意をしているところで地震が起きたのだという。源ちゃんの家庭生活とその日常を中心に3月11日東日本震災後にどうしたかを書いたもの。それもツイッターでのやりとりを公開することによって、毎日の生活を挟みながら震災についての考えが続く。新書版で、いかにも著者らしい本。

お子さんの言動を紹介することによって、より日常生活との対比がなされる。まるで孫のような年齢の子育てをしているので、途中、そちらに興味が移ってしまう。

2部構成で、後半には「文章」と題して雑誌等で発表したものが並ぶ。