江戸落語の舞台を歩く/東京まち歩き散策手帖 河合昌次 東京地図出版 2009年5月15日 初版第1刷発行 |
まず、東京地図出版という名前を知らなかった。道路地図のミリオンだったら知っていたのに。地図会社が出した散策手帖なのだった。この手の本は多数出ているのに、とりわけ地図がしっかりしているはずだ。
しかも著者がネット上で有名なサイト「落語の舞台を歩く」の運営者の吟醸氏だった。落語サイトを見ていて、このサイトに当たらない人はいないだろう。しばらく「落語の舞台を歩く」を開いていなかったので、こんな本を出されていることを知らなかった。
構成は、①浅草、②日本橋、③両国・門前仲町、④亀戸天神、⑤上野、⑥吉原、⑦谷中・根津、⑧向島、⑨泉岳寺・増上寺の各地を歩くという標題に加え、⑩『松葉屋瀬川』を歩くと⑪『黄金餅』を歩くが最後にある。それぞれの地図、それぞれの界隈、それぞれを舞台とする噺が小タイトルになっている。
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