さおだけ屋はなぜ潰れないのか/身近な疑問からはじめる会計学/光文社新書191 山田真哉 光文社 2005年2月20日 初版第1刷発行 2005年4月20日 8刷発行 |
出版当時、大ベストセラーになった話題作。いったいどうして会計について書かれた新書がそれほどに売れたのか疑問だった。今回読んでみて、納得。書店の実用書コーナーには会計についての解説書が山のように並んでいる。とりわけ初心者向けのものが多い。しかし、どれほどかみ砕いて書かれようが、難しいものは難しい。それだけに日常よくある例を挙げて説明してもらえたら、それはわかりやすいかもしれない。
あえて系統立てた順番ではなく、具体例を解決するため、わかりやすい順番に配列し直したのだそうだ。このあたりが、本書の売れた原因なのかな。
それにしても、本書を買った人たちの中、どれほどの人が最後まで通読できたのか。柳の下に二匹目のどじょうはいた。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』。
コメント