坂崎重盛氏の仕事場

知るを楽しむ 私のこだわり人物伝
-永井荷風 "お一人さま"の天才 -
第3回「生涯の遊歩人」
放送日 2008年8月19日
【講師】エッセイスト 坂崎重盛

 アナログ放送時代にTV録画用PCで撮ったデータHDD内からやっと探し出す。『神保町「二階世界」巡り及ビ其ノ他』(坂崎重盛著、平凡社刊)を読みながら、ずっとこの番組のことを考えていた。

 今、あらためてこの番組25分間を視聴すると、実はとおしで見たのは初めてであったことに気がつく。録画したときに、ちらっと見た画像、坂崎氏の隠れ家のような仕事場が強く印象に残っていた。番組のナレーションによると、荷風最後の家から歩いて10分程度のアパートなのだという。最初は本置き場だったのを仕事場にしたのだとも。なんともはや。

 古い建物で畳敷きの二間には、例の瓢箪グッズをはじめ本が多数。そこに座り机。整理の行き届いた書斎だった。

 番組自体は浅草周辺を『日和り下駄』や『断腸亭日乗』を参考に歩き回っている。放送が2008年。未だ例のスカイツリーは影も形も存在しない。観光客もかつての寂れ方より増えてきたとはいえ、現在ほどではない。

 残念ながら、今の浅草周辺は「秋葉」化してしまった。

000313346.jpg

仕事場で机を前に座る坂崎氏を以前、このサイトにUPした記憶があるのだが、見つからない。
【追記】

000019352.jpg000044144.jpg000205104.jpg000225425.jpg000258291.jpg001055654.jpg