草紙絵図案帖/江戸のグラフィズム/別冊「緑青」vol.13 服部仁 マリア書房 2010年8月2日 発行 |
NO.1175 『チャペックの本棚』にあるモダニズムと比較すると、この江戸趣味の違いがわかる。(それでも通底している共通点があるのだが)。
これまで出版社のマリア書房自体が初めて知った次第で、公式サイトを見ていて飽きない。骨董「緑青」なる雑誌、面白し。危うく、何冊もネット通販で注文することろだったのを、なんとか踏みとどまった。
もともと活字志向なのだが、この図案帖にはたまらない魅力を感じる。どうも近代が入っているような気がしてならない。いわゆる「粋」とは違った要素が見えるのだ。江戸時代は鎖国していても、文化は脈々と交流していたという、あのこと。
とくによかったのが、「見返し図」。
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