落語はライブで聴こう 八木忠栄 新書館 2005年9月10日 初版第1刷発行 |
出版年が2005年ということもあり、やや古い内容ながらも、現在の落語をとりまく状況を率直に伝えている。この人、実際に聴いてきた噺を、家に帰ってからCDで別な落語家によるものと聞き比べているのだ。なんとも研究熱心なこと。それだけに、内容にも熱が入っている。
で、度々本書で訴えていることに、現在の寄席では当たり外れが大きすぎるということがある。それだけに、定席以外での落語会を勧める。しかし、人気のある噺家のチケットはなかなか手に入らないとも。それが困るのだ。
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