この落語家をよろしく/いま聴きたい噺家イラスト&ガイド2010 広瀬和生/絵・勝田文 講談社 2010年6月28日 第1刷発行 |
書評やレビューが面白いかどうかは、その対象をどれだけ好きであるかにかかっているのではないだろうか。この著者が本書で取り上げている落語家に向け、どれだけ愛情をそそいでいるかがひしひしと伝わってくるのだ。
目次を見る限り、落語家を一人ずつ取り上げて紹介しているように取れるが、内容はそのときどきに実際聴いたレポートになっているので、複数の噺家について書かれている。なにしろ、ほぼ毎日落語を聞きに出かけているという。年間数回というこちらからすると、とんでもないことだ。
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