小沼丹 小さな手袋/珈琲挽き/大人の本棚 小沼丹 みすず書房 2002年2月12日 印刷 2002年2月22日 発行 |
本書の目次*印に収められた作品は、小澤書店刊『小さな手袋』(一九七六年四月)を、また**、***、****印に収められた作品は、みすず書房刊『珈琲挽き』(一九九四年一月)を底本とした。また著者の文字遣いである正字旧仮名遣いを、本書では新字旧仮名遣いとさせていただいた。
幾つかの掌編、読んだ記憶があるのだが、いったいどの本で読んだのか、これもとんと記憶なし。いやあ、まいった。どれもが私小説ともいえる。
解説が庄野潤三なので、へーえ。しかし、中を読むと、庄野氏ご自身が登場する場面がいくつかあり、なるほど。
早稲田の教員だとあると、どうしても山本素白先生を思い浮かべてしまうが、山本氏が高等学院の国漢に対してこちらは倫敦留学もなさった英文科教授。時代も異なる。
コメント