[NO.1142] ライフログ入門

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ライフログ入門
美崎薫
東洋経済新報社
2011年1月1日 発行

「ライフログ」なる単語、ついぞ知らなかったが、検索してみると、以前から使われていたことを知る。なるほど。そういう概念があることを知って読むと、失礼ながら最初抱いていた、自己愛の強い人の世界かな、なんぞという不見識な誤読は通用しないことを痛感する。

当方のような行き当たりばったりな読書録とは異なり、内容をしっかりまとめてくださっているブログを発見したので、リンクメモ

おやっと思ったこと。
1)p33 黄昏壁紙
早速試してみたところ、なるほど、一見、面白そうではある。しかし、常駐は実行せず。なぜなら、基本的にデスクトップ画面は、まっさらな状態が好きなので、模様は起きたくないから。

2)p49 林丈二氏について
林氏については、路上観察学会関連で存じていたので、特に驚くことではなかった。本書で紹介している2冊、NO.316マンホールのふた/〈日本篇〉NO.298型録(カタログ)・ちょっと昔の生活雑貨についても、読書録に記述有り。

同時に前後して紹介している他のお二方の本、江戸川乱歩氏の『貼雑年譜(はりまぜねんぷ)』と星新一氏の『なぞのロボット』(朝日新聞1965年9月19日(日)掲載)も面白し。前者は、そのあまりにも高額なため、目にすることも難しいだろうと思い込んでいたところ、廉価版が出版されていたことに、愕然。

3)p52 AOLの無料メールサービスは、容量上限が無制限だという。こりゃすごい。
あわせて、EVERNOTE なるサービスは、どうなんだろう? 永遠のノート、永久に使える外部の記憶媒体をモチーフとしたサービスという。で、検索してみて驚いた。とんでもない事態が進行していたことを知る。これじゃ、自鯖の出る幕はないのか? いいや、当然、自鯖内で使える、これに似たフリーソフトが開発されていないのだろうか?

4)p61 人には教えたくない雑誌用原稿の書き方
こうして、コンパクトにノウハウをまとめてあることが便利なのだろう。

5)p64 『編集デザインの発想法
これもまた、上記(4)と同様。こちらは書籍。

6)p98 『暗黙知の次元
著者マイケル・ポランニー
なるほど、そういう発想もありそう。

7)p105 生活財生態学 Ⅰ、Ⅱ、
調査を行った CDI という組織も、なんだか。
それにしても、とんでもない調査が実施されていたものだ。驚愕。恐ろしいほど。
上記に関連する次のサイト「人はどれだけの物にかこまれて生きているのか?ブッシュマンからユビキタスまで」も参考になる。

8)p109 自分の持ち物をひたすらEvernoteに突っ込んでみたら想像以上にスッキリした
これもまた、驚き。過激ではあるものの、当然、こういった考え方もあり得るのだし。あとで、じっくり読み返してみたい。

9)p110 『ぜんぶ系』という考え方
東京大学/ソニーCSLの暦本純一教授名付け

10)p128 神戸大学 塚本昌彦教授の写真は不気味だ。ご本人運営サイトのお写真はさらにすごい。
ウェアラブルとは文字通り服のように着る(wear)ことができる(able)コンピュータです。って、結局こういうことなのですか?

11)p152 PileDesktopMusic
検索しても見つからない。これって、著者が開発したソフト?

12)p163 『保存するメモ帳abrAsus
これも、当然あってしかるべき存在だった。が、目にしたのは初めて。いやはや。
Evernote Special Edition ← こちらも気になる。
ググると、美崎薫さんご提供リフィル なるものも発見。(ページの中ほどにあり)
連動するフリーソフト「eightPageMemo
面白そう。やってみたくなる。
これに似た内容のもの、gtdであったが、それをさらに一歩進めた形なり。

13)p170 PileLinkシステム

ささのよしたか さん開発とのこと。
ちなみに、上記お名前でググっても出てこない。ロボット検索を弾く設定なんでしょう。で、本に紹介されていたURLを入力したところ、サイトが出てきたので驚き。