しりとり対談/講談社文庫 中島らも/ひさうちみちお 講談社 1997年5月15日 第1刷発行 |
だらだらと続くお二人のやりとり。それもそのはず。対談の初めの頃はアルコールが入っているのです。途中から中島らも氏は断酒に突入したため、ひさうち氏のみになったといいます。それって、すごい話ではないですか。目の前に飲んでいるのを見ながらの対談。アルコール中毒患者なのですよ、らもさんは。
読む前には誤解をしていました。しりとりと順番に進めていくのかと思いきや、しりとりとするにはするのですが。
途中の回からは、まとめていくつかのしりとりをした単語をためておいて、それぞれの単語にまつわる駄弁を延々と垂れ流し状態。
飲み屋の馬鹿話をまとめて本にしたようなもの。しかし、ところどころ、あきらかに後から手を入れているのか、短くはしょっている部分もあったり。それって、対談のときに考えて次の単語に移ったというよりも、後から編集したのでしょうよねえ。
コメント