[NO.1086] 少年探偵団

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少年探偵団/少年探偵 江戸川乱歩全集・3
江戸川乱歩
ポプラ社
1964年8月 第1刷
1990円3月 第83刷

本書もみちくさ市にて購入。しかも、岡崎武志氏のお店で、ご本人にサインもいただいたという記念すべき1冊。リンク、こちら あっぱれと思ったことのひとつに、本書がポプラ社から新刊で出版されているということがありました。

この表紙絵を見たとたん、まるで衝撃に襲われたような気分になりました。小学生の時分、本シリーズ47冊の中から長い時間をかけて、この第3巻を選び出して購入し、その晩はいつまでも眠れないほどにワクワクしながら読みふけったものでした。その後、いつの間にやら紛失してしまい、ほんとうに何十年ぶりでの再会でした。それをよりによって、おかたけ氏のお店で見つけるとは。

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覚えているものですねえ。ほとんどのあらすじは、記憶のとおりでした。唯一、記憶になかったのが、裏表紙のトランシーバーを抱えた少年の絵。こればかりは記憶にありませんでした。記憶というものは、なんともいえない悪戯をしてくれます。ここで言っているトランシーバーを抱えた少年の絵は、小学生だったその当時、大きな影響を受けたものでした。そのことをあとから思い出しました。おかげで、その後、ゲルマニウムラジオから始まって、ラジオやワイヤレスマイクの製作などに発展したきっかけのひとつにこの絵はなったのでした。

カバー絵 柳瀬茂/さし絵 山内秀一 と目次脇にありました。

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さて、次は『奇岩城』かな。