白川静読本 平凡社 編 平凡社 2010年3月18日 初版第1刷 |
実にコンパクトにまとめられている内容。それぞれの著者たちの内容に目をとおすことによって、重複したことも多いけれど、白川氏のやってきた概要がおおまかにわかる。
五木寛之・松岡正剛氏の巻頭の対談も面白し。
これまで、何冊か読んできた白川氏の本がどのような文脈に位置するのかが把握できました。万葉集と詩経とが両立する理由。これまで何冊も読んできて、なかなかわかりにくかったのですが、本書によってすんなり納得。
それにしても、納められている人数の多いこと。町田康氏まで実にいろいろ。石川九楊氏の文章など、2種類を収録。おもしろい選定。
出版社サイトに目次あり。こちら。
「見返し」は白川静氏のノートを畠山崇氏が写真に納めたものとのこと。この詳細な絵文字の書き込みだけでも、一見の価値がある。
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