旅の話 鶴見俊輔 長田弘 晶文社 1993年4月30日 初版 1994年10月20日 5刷 |
出典については巻末に以下のように書かれている。『旅の話』は〈双書・20世紀紀行〉(全12巻、晶文社)巻末に掲載された。
目次
1 馬上の孤独
2 坩堝の街・坩堝の時
3 豊かな貧しさ・貧しい豊かさ
4 方法としてのアレクサンドリア
5 小さな国の大きな文化
6 虫の目で見たヨーロッパ
7 原型への旅
8 世界をあるがままに見る
9 負の遺産を継ぐために
10 ディスコミュニケーション
11 黒い聖母のいる国
12 アメリカの初心
13 単独旅行者とディズニーランド
旅を終えて 鶴見俊輔
「多くの人々」の話 長田弘
全集ものの巻末に掲載された文章を編集した内容なので、コンパクトながらエピソードに富んでおり、読みやすい。ときどき、二人の会話がかみ合わないところがあったりして(自己主張のお強い鶴見氏?)、それはそれで面白し。
世界とは......。大上段に構えた問に、〈双書・20世紀紀行〉は答えてくれるかもしれぬ。
最後の「13 単独旅行者とディズニーランド」が特によろし。
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