魔剣天翔/講談社NOVELS 森博嗣 講談社 2000年9月5日 第1刷発行 |
Vシリーズ全10話中5番目に位置する作品。けれども、たまたま読んだ順としてはVシリーズ中で最後となりました。それだけに名残惜しくて、ページが残り少なくなるのをさみしく思いつつ読了。
アクロバット飛行機の中で事件が起きるという、飛行機ファンにとっては、たまらない魅力にあふれたシチュエーション。さすが、模型飛行機に造詣の深い森氏。ディテールの描写にぬかりはありませぬ。いいですねえ。
やっぱり順番どおりに読むべきだったかも。次作『恋恋蓮歩の演習』の最後で、関根朔太自画像を婦人に返しに行ったことの意味が、あらためて理解できた次第。
ここで話題の中心に出てきた品「エンジェル・マヌーヴァ」が、捩れ屋敷の利鈍で登場するのですね。いやあ、やっぱり順番どおりに読むのがいい。
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