一葉からはじめる東京町歩き 坂崎重盛 実業之日本社 2004年10月25日 初版第1刷発行 |
お買い得の一冊。なにしろ、アノ森林太郎考案『東京方眼圖』縮刷版が添付されているのですから。しかも、著者は坂崎氏とあって、実に安心。
最初、勘違いをしてました。樋口一葉女史をメインに据えた文学散歩かと思いきや、全30章中はじめの1章だけが一葉関連。残りの29章はいろいろな文人と都内各町との紹介。
昭和に活躍した文学散歩始祖野田宇太郎氏のものは急ぎすぎであるとのこと。なるほど、ゆっくりと味あわなくちゃならんのですね、町歩きは。野田氏のものに比べ、本書は道楽者のふらふら歩きだとも。いいですねえ。道楽者、ふらふら歩き。
出版社サイトに紹介あり。こちら。
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