明治はいから文明史 横田順彌 講談社 1997年6月30日 第1刷発行 |
明治43年(1919)1月1日~明治45年6月23日までの期間、芝区(現・港区)三田四国町に住む一家族についての小説。父親は東京帝国大学医科大学(現・東京大学医学部)教授で大学病院の内科医。息子は早稲田大学商科(現・商学部)学生で野球部に所属。娘は梅花学院女学校学生。そして母の4人家族。この一家が繰り広げるあれやこれや。
体裁は小説の形をとりながらも、中身は当時の生活から見えた時代背景や文化の紹介。巻末には詳細な参考文献と対談(相手は紀田順一郎氏)。
最初は侮っていたにもかかわらず、読み進むにつれ、面白さに引き込まれました。
コメント