古本綺譚/中公文庫 出久根達郎 中央公論社 1990年3月10日 初版 1994年1月15日 7版 |
古本屋主人による王道ネタ話。芦原将軍の話は『奇書』にもあったし、「蚯蚓(みみず)屋敷」のエピソードも別のところで読んだ記憶がある。それなのに登場の仕方がどこか違っており、それが何で読んだのかが思い出せない。ちょっといらいら。
私小説風でもありエッセイ風でもあり。でも明らかに創作だろうな、という話。いずれにしても古書好きには、どれも読んでいて飽きず。
一番の秀逸は、「文庫版あとがき」かも。読ませるなあ。
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