私の東京町歩き/ちくま文庫 川本三郎 写真 武田花 筑摩書房 1998年3月24日 第1刷発行 |
本書は一九九〇年三月、小社より刊行されました。
武田花さんの写真もいいですねえ。ああだこうだと口を出しすることはありません。
p142
下町の特色のひとつは、銭湯が多いことと町工場の工員募集のビラが多いことだと思っているが、......
含蓄があります。
目次
プロローグ
1
西の下町――阿佐谷(杉並区)
エスニック・タウン――大久保(新宿区)
空港行きの電車に乗って――蒲田、羽田(大田区)
高台にある眺めのいい町――高輪・二本松(港区)
銀座の先にある「離れ里」――佃島、月島(中央区)
2
『川の手』の小さな町――人形町(中央区)
川向こうの親密な町――門前仲町(江東区)
町全体が大きな雑貨屋――本所駒形(墨田区)
文学碑の目立つ町――三ノ輪(荒川区)
ラビリンスの残る墨(異字体)東の町――玉ノ井、鐘ヶ淵(墨田区)
荒川を渡って路地の町へ――四ツ木、堀切(葛飾区)
水と江戸時代が残っている町――千住(足立区)
3
城北の盛り場――赤羽(北区)
「バザール」の雰囲気のある町――板橋(板橋区)
寄り道の楽しみがいっぱい――日暮里、三河島(荒川区)
東京の「忘れ里」を歩く――江戸川べり(江戸川区)
エピローグ 東京B級ストリート
あとがき
文庫版あとがき
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