[NO.736] 呪の思想/神と人間との間/白川静+梅原猛 対談

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呪の思想/神と人間との間/白川静+梅原猛 対談
白川静梅原猛
平凡社
2002年9月9日 初版第1刷

 立命館時代の話は予想外に面白かったです。この両巨頭が対談しているというので手を出しましたが、期待どおりにスリリングでした。神の領域に踏み込んでしまうお二人の仕事は、これまでも頭の隅にいつもひっかかっていたものです。白川氏の本はつまみ食いのように読んできました。しかし、梅原猛氏の方は久しぶり。

 かつて『隠された十字架 法隆寺論』をリアルタイムで読んだときの衝撃は、今でも鮮明です。続けて出版された『水底の歌 柿本人麿論』は、すぐに書店へ買いに行きました。

 白川氏の披露する知識は魅力的です。これからも読み続ける楽しみがあります。

 お二人が語られる高橋和巳氏のエピソードが面白く感じました。