写真集 幻景の東京 -大正・昭和の街と住い- 藤森照信・初田亨・藤岡洋保 編著 柏書房 1998年6月10日 初版第1刷発行 |
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はしがき
本書は洪洋社が大正4年から昭和18年にかけて刊行した『建築写真類聚』に掲載された図版(そのほとんどは写真)から805点を選び、テーマ別に編集しなおして解説をつけたものである。
こんなに調法な本があることを知りませんでした。出版社のサイトに詳細な目次があります。
大正・昭和の建物の写真がとにかくたくさん掲載されています。種類ごとに分類されており、見ていくのにもわかりやすい構成。
弁士が活躍した映画館にあるオーケストラボックスの様子がいくつも出てくるのが印象的。また、百貨店「白木屋」内部の豪華さ。個人住宅では、中流の洋風 建築が今日のものとほとんど変わらないこと。モダンと称された戦前の建物の外観は、なんともはや。内部の家具や電灯の違うところがあるくらい。それだっ て、ちっとも野暮ったくないのです。
最初から通して見て、おやっと思ったことに道路の未舗装がありました。かなりの繁華街でも未舗装。大変だったことでしょう。
すると、舗装されだしたのは、いつ?
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