内田魯庵研究/明治文学史の一側面 木村有美子 和泉書院 2001年5月15日 初版第1刷発行 |
目次
1 魯庵と紅葉(紅葉作品評に見る魯庵の文学意識、魯庵にとっての紅葉)
2 「くれの廿八日」考(本文の読解を中心に政治小説との関連について―「政治小説を作れよ」の解釈をめぐって『浮雲』『其面影』との関連について)
学術論文。紀要を読むのと同じなので、通読が困難でした。著者の大学以来これまでの論文をまとめたもの。生涯をとおして内田魯庵をテーマにしていらっしゃいます。
お気軽に読めるエッセイ集などとは違います。何十年もかけてストイックに根を詰めた学術論文集。こちらとしては、もっと幅広く読みたかったかな。と言い訳しつつ流し読み。装丁がいいです。
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