神保町の怪人/創元クライム・クラブ 紀田順一郎 東京創元社 2000年11月20日 初版 |
展覧会の客、『憂鬱な愛人』事件、電網恢々事件、3編の短編小説。最初の2編が強く印象に残りました。奇妙な後味の悪さが残ります。著者は架空といいますが、モデルがありそうですよね。しかし、嫌だなあ、この登場人物たち。
最後の一つは、取って付けたような感じがして、無理がありました。
昭和40年代の神保町。うーむ、40年代後半なら記憶にあるけれど、前半は知りません。九段の坂を電車で下りて......なんて、やりたかったものです。三省堂書店がビルになったのはいつでしたっけ? それまでは床がべこべこいっていたような。
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