東京クラシック地図/散歩の達人ブックス(大人の自由時間) 編集 (株)都恋堂(奥山佳知 阿部大亮 with大場勝一) 交通新聞社 2007年12月1日 第1刷発行 |
名曲喫茶の話題。「散歩の達人」シリーズというところが特徴。かつては都内にたくさんあった名曲喫茶も、今はほとんどが閉店してしまいました。今でも開いているお店と、新たに最近になって開いたところも紹介されています。
店主へのインタビューや店内のオーディオ設備、推薦の曲などの紹介も。今はお客さんからのリクエストが減ったという言葉が印象的。それと、クラシックに とっては現在は冬の時代だとも。指揮者をとってみても巨匠不在の時代なんだそうです。現在は家庭でホームシアターが組めるくらいなので、名曲喫茶自体も、 この本に紹介されているような高級な設備でないと魅力が減ってしまったのかもしれません。
おやっと思ったのは、コーヒー1杯の値段がお店によってずいぶん違うのですね。それと、香取俊介氏のブログ「香取俊介の道草日誌」には、本郷のクラシック喫茶「麦」もとっくに閉店になってしまった、とありましたが、こちらの本には紹介されています。
個人的にはジャズ喫茶の方がリラックスできていいのかな。こちらも同様に閉店が多いので、このシリーズで同じような特集を組んでもらえるとありがたいです。
出版社サイトに【訂正とお詫び】がアップされています。
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