「狂い」の構造/人はいかにして狂っていくのか?/扶桑社新書019 春日武彦 平山夢明 扶桑社 2007年9月1日 初版第1刷発行 |
与太話対談集。「はじめに」で春日氏が「ある種の素朴な疑問や感情を大切にして「放談」は進められた」と書いています。文字通り「放談」としての読み物でしょう。
「面倒くさい」「バルンガ病」や「部屋を掃除しろ」など、キーワードが面白い。所詮、『ことば』に左右されるという指摘も。文字は消すことができるが、 一度発してしまった言葉は、そうはいかない。一度マスコミに流れてしまった言葉は、そのまま社会に流れてゆくのだといいます。シニフィアンとシニフェ。我 々は言語によって「意味」を見いだすことで生きているのですね。
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