[NO.534] マリス博士の奇想天外な人生

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マリス博士の奇想天外な人生
著者 キャリー・マリス
訳者 福岡伸一
早川書房
2000年2月10日 初版印刷
2000年2月15日 初版発行

 実に不可思議な人物。日本にも来たことがあったのですね。実に破天荒な人です。
 ノーベル賞をもらうことにつながったPCRというDNAを読む技法を思いついた場面が冒頭に出てきます。発想というのはこんなものなのでしょうか。文章が読ませるので、どこまでが真実なのかわかりませんが。

【Google Books から引用】
マリス博士は、ノーベル賞までもらった世界最高の頭脳の持ち主。彼が発見したPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)は、相対性理論やDNAの発見とならんで、20世紀最大の科学的業績の一つに数えられるもの。でも博士は一方で、無類の女好きでサーフィン狂、そしてLSDの常用者としても有名なんです。「史上最も身持ちの悪いノーベル賞受賞者」の異名をもつマリス博士はこの本で、デートの途中でPCRを思いついたこと、ノーベル賞受賞式直前にいたずらをして逮捕されそうになったこと、LSDによるトリップ体験、超常現象、恐怖の毒グモとの戦い、アブナイ実験に明け暮れた学生時代の思い出など、その型破りな人生をユーモアたっぷりに語ります。クリントン大統領から宇宙人まで登場するスーパー化学者の自伝、待望の刊行