和時計/江戸のハイテク技術 澤田平 淡交社 1996年3月28日 初版発行 |
カラー、モノクロ写真、図版多数。
著者の履歴を抜粋します。
澤田 平(さわだ・たいら)
昭和10年5月8日、大阪市にて出生。近畿大学法科・関西医療学園を経て、現在澤田整骨院院長。本業の傍ら、愛知・三河の砲術師の末裔として長年古式砲術 と古式銃の研究に取り組む。一方、自宅に残されていた元禄期の和時計を修理した際、その精密なメカニズムに驚き、古い文献を頼りに独学で製作を始める。昭 和・平成唯一の和時計の製作・復元者。堺鉄砲研究会主宰。
著書=『櫻町鉄砲』『日野鉄砲『鉄砲からハイテクへ』『日本の古銃』
あとがきによると、和時計は鉄砲の「技術の延長線上にある代表的な作品であり、江戸時代の精密ハイテク機器」「最先端の技術」であったといいます。
目次
はしめに
1 鉄砲から見た和時計
2 秘伝が残した謎の空白
3 太平の世が支えた時計の伝播
4 和洋の混淆がもたらす美と技
5 真鍮がもたらした複雑機構
6 機構に命を吹き込んだぜんまい
7 陽と火と鐘と
8 尺時計――それは天文時計のタマゴだった
9 船時計と船磁石
10 扇風機と万歩計
11 和時計と科学
12 和時計の終焉
あとがき
本書は、『世界の腕時計』((株)ワールドフォトプレス発行)No.10~No.22連載「和時計の歴史」を一本にまとめたものである。
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