[NO.511] 古本泣き笑い日記

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古本泣き笑い日記
山本善行
青弓社
2002年9月22日 第1版第1刷

 岡崎武志氏とは高校の同級生だそうです。したがって、関西での古書店に関する話題が充実。好きなんですねえ、古書。よくぞまあ、これだけ買ってくれます。すばらしい買いっぷり。資金もですが、置き場がどうなっているのでしょうか。

p25
野呂邦暢『愛についてのデッサン』(角川書店、一九七九年)入手。
 古本屋を営む青年が主人公の物語。限定本を除けば野呂邦暢の本のなかでもっとも探しにくいのではないか。私もどれだけ探したことか。五千円という私にす れば破格の値段だったけれど、どこにもないのだからしかたない。私は安い本ばかり買う男ではないぞ、と大声で言いたい。

 うーむ。古書関連のエッセイでは、よく引用される「愛についてのデッサン」、そんなに出ない本でしたか。一九七九年、初版で購入した記憶があります。ただし、どこへ仕舞い込んだのやら。