現代詩手帖特集版 高橋源一郎 編集人 高木真史 株式会社思潮社 2003年10月25日 発行日 |
丸ごと一冊、高橋源ちゃんの特集。
p47
内田樹氏の文章から
文 学作品がもたらす愉悦の過半は、「きちんとした大系みたいなもの」がないままに、物語が「あれよあれよという感じで、線路のないみちをどんどん前に進んで いく」そのドライブ感のうちに存する。それはまさに良質の「ヴィークル」だけがもたらすことのできる種類の愉悦である。
しかし、批評家たちの多くは「内容」や「大系」については語りたがるが、「文体の「ファンクション」については言及しようとしない。
p115
城戸朱理氏の文章から
高橋源一郎はアロハを着ていてもインテリなのである。なにせ、二万冊近い蔵書をもつ、読書家なのだ。これは小規模な図書館に匹敵する、個人の蔵書としては信じがたい数である。その件について関川夏央氏と雑談していたときに、関川氏、「あれはビョーキだ」と断言していたが、......
いいですねえ、置いておけて。
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