文藝別冊 総特集中島らも/KAWADE夢ムック 編集人 阿部晴政 河出書房新社 2005年2月28日 発行 |
もはやいうこと無し。
インタビュー/飄々として芯がある作家/夢枕獏
p92
彼が亡くなる前の話ですけどね。『お父さんのためのバックドロップ』が宇梶剛士の主演で映画になったでしょう。らもさん、試写会が終わった時、関係者に「三分間、場内の明かりをつけないでほしい」って言ったらしいんです。どうやら、作品を見てボロボロ泣いているのを見られたくなかったんだって。
ちまたにようけありそうな話であるけど、「ええ話やないかい!」 これに、いちゃもんつけたやつがおったら、わてがバックドロップかけてやるでえ。
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