| カメラが欲しい／新潮文庫 尾辻克彦 新潮社 昭和６３年１２月５日 発行 平成１０年５月２５日 ６刷 |
文字どおりタイトルそのままの内容。巻末解説、渡辺和博氏の文章もハズカシくて、読ませます。なにより、赤瀬川氏によるカットがたまりません。
「ミノックスを買う日」「ローライのお中元」の文中に「オリンパスXA」の名前が出てきたので思い出しました。そういえば、オリンパスXA２を買った記憶。１年間くらい使ったところで、盗難にあってそれっきり。その後、買った京セラのサムライ（そういう名前のカメラがあったのです）は、不注意にも置き忘れたために紛失。忘れもしません、新幹線の棚に置き忘れてしまいました。今から思えば、JR（いや、まだぎりぎり国鉄の時代でした）に電話で問い合わせすれば何とかなったのかもしれないのになあ。
それにしても、単行本は昭和６１年の出版だったのですね。まだ、世の中にはデジカメなんぞ、影も形もなかった時代でしょう。そうして、オリンパスXA２や京セラのサムライを無くしたのも、昭和６１年以前のできごとでした。すっかり忘れていました。
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